第12回 おもしろその年まんが大賞

募集結果

1. 応募作品数・応募者数

・応募総数:403点(377名)

・一般部門:85点(59名)

・ジュニア部門:318点(318名)

展示風景

2. 都道府県別応募作品数

1. 広島県…331名

2. 千葉県…5名

3. 神奈川県…5名

4. 北海道…5名

5. 福岡県…4名

6. 京都府…3名

7. 茨城県…3名

8. その他※…21名

※東京都、埼玉県、長野県、山形県、大阪府、新潟県、石川県、愛知県、岡山県、三重県、兵庫県、岐阜県、佐賀県、熊本県、福井県、山梨県、アメリカ

3. 年代別応募者数

・~中学生…318名

・15~19歳…1名

・20~29歳…5名

・30~39歳…3名

・40~49歳…10名

・50~59歳…17名

・60~69歳…13名

・70~79歳…10名

結果、9歳から77歳までの377名からの応募があった。

4. テーマ別応募作品

1. 「新型インフルエンザ」64点

2. 「政権交代」50点

3. 「事業仕分け」17点

4. 「地球温暖化」17点

5. 「石川 遼」16点

6. 「鳩山首相」15点

7. 「不況・不景気」11点

8. 「こども店長」8点

9. 「マイケル・ジャクソン」7点

10. 「裁判員制度」4点

※一般、ジュニア部門の計の上位10点を掲載した。
※一作品において、テーマが重複している場合もある。

5. コマ数別応募作品集

・1コマ…145点

・2コマ…18点

・3コマ…11点

・4コマ…229点

入賞作品一覧

大賞

気が付けば…


井口 瑞月 いのくち みつき /広島県広島市安芸区

部門 タイトル 作者 住所
優秀賞 一般部門 鳩の首定まらず 加藤 延俊かとう のぶとし 山形県山形市
肉食か、草食か、 髙木 宏たかぎ ひろし 千葉県浦安市
ジュニア部門 こんなとこ 来とうはなかった! 猪飼いがい はるか 広島県広島市西区
新型インフルエンザの思い出 馬越 真由うまこし まゆ 広島県広島市西区
佳作 一般部門 「2009 高速道路が1000円駐車場に変った日」 岩本いわもと しんじ 福岡県大牟田市
この人たちに言えますか? 杉山すぎやま しげゆき 新潟県三条市
ジュニア部門 マイケルのリアルさへの挑戦 池澤 嘉政いけざわ よしまさ 広島県広島市西区
身近な仕分け 菅 美咲子かん みさこ 広島県広島市西区
審査員特別賞 一般部門 子ども手当 藤原 通人ふじわら みちと 岡山県高梁市
ジュニア部門 核兵器廃絶 田中 尊たなか みこと 広島県広島市西区
作者コメント

鳥インフルエンザばかりに気をとられ、後から忍びよるブタインフルエンザに気付かない人々をテーマにしました。

審査会のようす

この作品は、応募作品の中でも最多だった「新型インフルエンザ」をテーマにしたものでした。
楽しい絵柄で、不敵な表情を浮かべるブタをユーモラスに描いて、多くの作品のなかでも目を引き、大賞受賞となりました。
作者の井口さんは小学6年生!
小学生では始めて、ジュニアでも三人目の大賞受賞です。
これからも「まんが」をたのしんでくださいね。

作者コメント

アメリカに、小沢幹事長に、社民党に、国民新党にと気苦労の耐えない鳩山首相。まるで公園の鳩の首振りのよう。影の薄くなった自民党は様子を見てるだけ。

審査会のようす

「政権交代」をテーマにした作品もたくさん寄せられました。
優秀賞となった加藤さんの作品は、中央に鳩に模した似顔絵を、四隅に なにかと話題となる四人の似顔絵を、下方には小さく二人の人物を配したもので、シンプルな線で特徴をとらえて描かれた人物たちが、なんともユーモラスで、クスッと笑いを誘い、優秀賞の受賞となりました。

作者コメント

今年はやった言葉に「肉食系、草食系」と云うのがマスコミをにぎわせました。
そうだこれは<弱肉強食>をもじって弱肉草食だ。
やさしい生きものは草を食うんだな…強い女は肉をカッ食らうコワイ時代だ。クワバラ、クワバラ

審査会のようす

流行語になった「草食男子」ですが、髙木さんの作品は、この言葉をまさに言葉のままに、「草食」の男子と「肉食」の女子として描いたもので、つい見入ってしまうような迫力のある作品になっています。
ちょっと、ブラックな笑いが話題となり、優秀賞の受賞となりました。

作者コメント

こども店長は、今年大ブレイクして、可愛いのでかきました。
わたしよりも小さなこどもなのに大変だなと思います。

審査会のようす

大河ドラマの出演から大人気になった子役の加藤清史郎くん。
CMに紅白歌合戦出場にと話題になりました。
可愛いけど、大変そうだなぁ。という猪飼さんの優しい思いが表れた、ほのぼのとした作品となり、優秀賞の受賞となりました。

作者コメント

修学旅行のときにインフルエンザがあって写真がマスクだらけだったので 面白かったのでネタにしてみました。

審査会のようす

「新型インフルエンザ」の流行で、学級閉鎖や行事の中止と、子ども達もたいへんで、修学旅行先でのせっかくの写真も、全員が予防のためのマスク姿でした。
残念な思い出ですが、それを逆に面白がって「笑い」に変え、かわいい絵柄で4コマに表現したことが評価され優秀賞の受賞となりました。
受賞をたのしい思い出の一つに加えてくださいね。

作者コメント

すごい渋滞で高速道路が拘束道路に感じるならまだしも、まったく動かないと駐車場にとめてる気になります。

審査会のようす

高速道路の料金が、上限1000円になったETC休日特別割引に、日本中の高速道路が大渋滞になりました。
動かない高速道路は、まるで駐車場・・・というありさまを「うまいなァ」と話題になった筆致で描き、佳作受賞となりました。

作者コメント

行政刷新会議の事業仕分けでの蓮舫氏の言葉。
WBC連覇達成した日本のメンバーに言えますか?

審査会のようす

事業仕分けをテーマにした作品もたくさん寄せられましたが、杉山さんの作品は、WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で日本代表の連覇の話題を組み合わせたところが、ユニークでした。
WBC日本代表の優勝時の歓喜の表情と、事業仕分けでの蓮舫氏の「2位じゃだめなんでしょうか?」という冷静な問いかけ、この組み合わせの対比が絶妙で、佳作受賞となりました。

作者コメント

キング・オブ・ポップのマイケル・ジャクソンさんが亡くなりました。
マイケルは、リアルさを挑戦することが大好きだったそうなので、亡くなって、“スリラー”がリアルになったことを描きました。

審査会のようす

多才なエンタティナーとして成功し、「King of Pop」と称されたマイケル・ジャクソンが突然亡くなったことも、2009年の話題のひとつでした。
その報道等の中で、返って過去の楽曲が見直されることとなり、再びブームとなったマイケル・ジャクソンを、彼の代表作のひとつ「スリラー」になぞらえて描いています。
画面全体を四コマとし、元気いっぱいに描きこんだ筆致が目を引き、佳作受賞となりました。

作者コメント

誰だって、やりたくないことや、やりたいことを区別して考えていると思います。そこで、仕分けて見たいものを書いてみました。

審査会のようす

話題になった「事業仕分け」。ジュニアからもたくさんの応募があったなかで、菅さんの作品が佳作を受賞しました。
やりたくないことを仕分けして、やめちゃいたい!
誰もが思う、そんなことをジュニアらしく素直に描いて笑いを誘い、受賞となりました。

作者コメント

民主党の政権になり、「子ども手当」支給のマニフェスト。
「手当」と言うものの行方を考えてみました。

審査会のようす

マニフェストにうたわれた「子ども手当」の予算化と、「子ども手当」と皮肉られた首相の資金提供問題、どちらも大変な話題となりました。
コマがすすむにつれて顔がお財布に!
おかしさのある達者な作風で、審査員特別賞の受賞となりました。
一般部門受賞の中では、唯一の4コマ漫画の作品です。

作者コメント

オバマ大統領の、核兵器廃絶への考えを絵にしました。

審査会のようす

「核なき世界を目指す」としたオバマ大統領のプラハ演説をテーマにした作品です。
核兵器廃絶を願う、被爆地ヒロシマのジュニアらしいメッセージ性が高く評価できるので、ぜひ審査員特別賞をと、強く推す声があがり、受賞となりました。

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