お知らせ
2024年8月10日
ライブラリー・サポーターズのおすすめ本 2024年夏休み特集
こども図書館の行事や館内作業をサポートする、中学生・高校生のボランティアによるおすすめ本をご紹介します。
ライブラリー・サポーターズについては、こちらをご覧ください。
おすすめ本
- 『大きな森の小さな家』 ローラ・インガルス・ワイルダー 作 恩地 三保子 訳 ガース・ウィリアムズ 画 福音館書店 2002年
アメリカで1932年に出版され、その後日本でも出版されて、長く読み継がれている本です。活発で好奇心旺盛な主人公ローラが、アメリカのウィスコンシン州の大きな森で大自然に囲まれながらいきいきと暮らす様子が描かれています。日本では明治時代、アメリカでは西部開拓時代にあたり、当時の人々の暮らしを知る上でも面白い作品です。
(Sparrow)
- 『コーヒーが冷めないうちに』 川口 俊和 著 サンマーク出版 2015年
喫茶店「フニクリフニクラ」は過去に戻れる場所です。この喫茶店には、さまざまな悩みを抱え過去に戻りたいと思っている人たちが訪れます。この本は4編の話からできていて、全てが暖かく感動できる話です。私は、3編目の姉妹の話が好きです。『コーヒーが冷めないうちに』は、シリーズで他に4作品あります。全部面白いのでぜひ読んでみてください。
(トランプ)
- 『好きなのにはワケがある』 岩宮 恵子 著 筑摩書房 2013年
この本は宮崎アニメと思春期のこころについて書かれています。誰もが一度は見たことのある名作アニメがとり上げられているので分かりやすく、読みやすい本です。思春期の心について書かれていて、著者の体験なども書いてあるので共感できるところがたくさんありました。読んだあと、自分のことをもっと考えてみようと思えます。映画もより楽しめるようになると思うのでぜひ読んでみて下さい。
(S.I.)
- 『はじめてのキャンプ』 林 明子 さく・え 福音館書店 1984年
みなさんは夏休みキャンプに参加したことはありますか?これはちっちゃいなほちゃんのはじめてのキャンプのおはなしです。わたしもこの本をはじめてキャンプに行く時に読みました。これから行く人、行った人も楽しめる本です。
(Sparrow)
- 『ゼロからトースターを作ってみた』 トーマス・トウェイツ 著 村井 理子 訳 飛鳥新社 2012年
舞台はイギリス。一人の大学生がトースターを作る為大奮闘します。しかも彼は、ジャンク品(使われなくなったトースターの部品)を集めて...ではなく、一から、材料の金属鉱石から部品をカタチ造るところまで一人でやってのけよう、と言うのです。英国中、時には海外を駆けて、一つの家電を作る為の大冒険が始まります。文章のリズムもポップで、内容は少し難しくても小学校高学年からなら楽しめると思います。夏休みのお供に是非、手にとってみてください。
(優)
- 『カビンくんとドンマちゃん』 加藤 路瑛 著 中村 至宏 絵 ワニブックス 2023年
この本は、感覚過敏(かんかくかびん)と感覚鈍麻(かんかくどんま)の人が日常生活でどんなことに苦しんでいるのか知ることができます。感覚過敏や感覚鈍麻を知らないという人は多いと思います。けれどこの本は感覚過敏や感覚鈍麻の人が思ったことや、なぜそう思っているのか解説が書かれたり、絵でその状況が想像しやすくされていてわかりやすい本です。日常生活で困っている人が障害者以外にもいることを知ってもらう為にぜひ見てください。
(404)
- 『朔と新』 いとう みく 著 講談社 2020年
事故が原因で失明してしまった兄の朔とそれが自分のせいだと思い、走ることをやめた弟の新。この兄弟がブラインドマラソンを通してお互いのことを分かり合い、時にすれ違いながらも、新たな一歩を踏み出していくストーリー。パラリンピックの競技の一つでもある、ブラインドマラソンがテーマとなっている本。朔と新の軌跡、たどってみませんか?
(N.C)
- 『ひまわりのおか』 ひまわりをうえた八人のお母さんと葉方丹 文 岩崎書店 2012年
2011年3月11日東日本大震災の津波で犠牲になった大川小学校の子ども達。そんな子ども達を思い犠牲になった子のお母さん達がひまわりを植えたお話です。
夏の花といえば「ひまわり」そんな花に多くの思いを込めて植え、子どものように育てるお母さんの気持ちがとても強く印象に残る絵本です。
ぜひ一度読んでみてください。
(Toma)
- 『おぞましい二人』 エドワード・ゴーリー 著 柴田 元幸 訳 河出書房新社 2004年
2人の男女が殺人犯になるまでの生涯を書いた実話をもとにした絵本。
エドワード・ゴーリーの書く怖くて美しい大人の絵本。
(みかん)
- 『夏期限定トロピカルパフェ事件』 米沢 穂信 著 東京創元社 2006年
この本は米澤穂信の〈小市民〉シリーズと呼ばれる、主人公小鳩常悟朗と小佐内ゆきの2人が日々を平穏に過ごす小市民を目指して互恵関係を結ぶも、日常の中で発生した事件の謎に挑んでいく様を描く学園青春ミステリー作品だ。今回おすすめするのはシリーズの第2弾。2人が高校2年生の夏休みの出来事が描かれている。小佐内との関係は学校内に終始していた常悟朗だったが突如小佐内に誘われ菓子店巡りをすることになる。だが菓子店巡りを制覇しようとする中、常悟朗の友人である堂島健吾が私事で追っていた不良グループに小佐内が誘拐される事件が発生してしまう。今作では常悟朗と小佐内の転換期が描かれており、春夏秋冬と続く次の秋期に向けてミステリーの密度の高い作品となっている。
この本からでも〈小市民〉シリーズに触れて、ぜひ2人の互恵関係の終わりとその先を見てほしい。
(カルナ)
- 『あめふり』 さとうわきこ さく・え 福音館書店 1987年
じとじと降り続ける雨にうんざりしたばばばあちゃんは雨を止まさせるため、驚くような行動をとります。
面白いお話で、挿絵も明るいタッチなので読んでいてワクワクできる本です。
ぜひ読んでみてください!
(ふかふかのふとん)
- 『常識のない喫茶店』 僕のマリ 著 柏書房 2021年
この本は、実際に存在するある変わった喫茶店について書かれたエッセイです。
何が変わっているかというと、この店では店員とお客さんが対等な関係であることです。そのため店員に迷惑をかけるお客さんは出禁にし、逆に店員が気に入ったお客さんにはサービスを、常連客にあだ名をつける等、次々驚いてしまう光景がくり広げられます。対等に、だけど誠意をもってお客さんに接し、楽しく仕事をする店員たちを見て、楽しく仕事をするとはどういうことか、深く考えさせられます。
(とらあな)
- 『満月のさじかげん』 樫崎 茜 著 講談社 2010年
「丸く見えるだけで、ほんの少し端っこが欠けているんでしょ」
小学五年生の鳴(めい)が、様々な人と関わり自分との違いを知る物語です。その違いを知るたびに、鳴は成長していきます。登場人物の「変化」に注目してください。
皆さんも人との違いに悩むことがあるかもしれません。そんなあなたにぜひ読んでほしい一冊です。
(NATTO)
- 『ベランダに手をふって』 葉山 エミ 作 植田 たてり 絵 講談社 2021年
小学校五年生、輝を主人公にしたとても感動的な話です。
毎朝の習慣で団地のベランダから母に見送られて、それをクラスメイトに見られて...。何でもない日常の中で動く輝の感情、読みすすめていくほど温かい気持ちになります。とても優しい物語なのでぜひ手にとって読んでみてください。
(おもち)
- 『カブトくん』 タダ サトシ 作 こぐま社 1999年
みなさんカブトムシは好きですか?もし、大きいカブトムシが家にいて、毎日一緒に遊べると楽しいですよね。この本はカブトムシが大好きなこんちゃんと大きなカブトムシのカブトくんが一緒に暮らしてみるお話です。
(ゆりんご)
- 『パンダ救出作戦』(マジックツリーハウス34)メアリー・ポープ・オズボーン 著 食野 雅子 訳 メディアファクトリー 2013年
マジックツリーハウスの34巻目では2人の兄妹ジャックとアニーは魔法のツリ―ハウスで現代の中国へ、友人を助けるための4つ目の探し物をしに行きます。
奔放な性格でジャックを振り回すアニーと可愛らしいパンダに注目です!
(K.A)
- 『辮髪のシャーロック・ホームズ』 莫 理斯 著 舩山 むつみ 訳 文藝春秋 2022年
原作コナン・ドイルのシャーロック・ホームズを読み尽くした人におすすめ!
今から140年前の香港で繰り広げられる新しい探偵物語。本家コナン・ドイルのシャーロック・ホームズと同じ時代の香港の歴史まで書かれており、香港の歴史も知れる今までにないスタイルのミステリー。作者のホームズの熱烈な愛好家であることがよく伝わる作品をとくとお楽しみあれ!
(K.M)
- 『ふたりはともだち』 アーノルド・ローベル 作 三木 卓 訳 文化出版局 1972年
著者アーノルド・ローベルのお馴染み、がまくんとかえるくんのお話です!
この夏休みに、もう一度がまくんたちに会いに行きませんか?
全く違う性格だけど、いつだってそばにいる2人。なんででしょうか。
だって〇〇だからですよね!
(てつてつ)
- 『ひとりぐらしも5年め』 たかぎ なおこ 著 KADOKAWA 2003年
一人暮らしはしたことがないですが、一人暮らしならではの苦労することや楽しいことを知れて人生で一度は一人暮らしをしてみたいと思いました。ホラー映画などを見たら長い間ビビるタイプの人なので、一人暮らしでホラー映画を見るのは勇気がいると思いました。作品の中で風邪をひいた場面が書かれているのを読んで病気やけがなどで支えてくれる周りの人の優しさを知るきっかけになりました。
(M.K)
- 『頭のいい人が話す前に考えていること』 安達 裕哉 著 ダイヤモンド社 2023年
この本はティネクト株式会社の代表を務める安達裕哉さんが、人に信頼や知性があるように話したり、対応したりするための7つの黄金法則、5つの思考法などさまざまな方法があり、とても勉強になります。本を読んでいると良くない例があてはまったりしたり、話すときの方法が自分が全く逆に話していたり自分の行動を振り返ることができます。とても身に付くことができる方法なので、ぜひ読んでみてください。
(あららん)
- 『カラフル』 森 絵都 著 文芸春秋 2007年
生前の罪を思い出すために中学三年生の少年の体を借りて生きる"ぼく"の心情が、少年を取り巻く環境や人物によってだんだんと変わっていく物語。少しミステリー要素もあるので、ミステリー好きにもおすすめ。
(N.A)
- 『夜光貝のひかり』』 遠藤 由実子 作 文研出版 2023年
主人公の彼方は歳の離れた父方のいとこで奄美大島に住んでいるゲンゴさんの家に行くことに。悩んだり、自称幽霊の少女に出会ったり。トラブルもあり、笑いもあり。そんな沖縄が舞台の作品です。沖縄の歴史や文化も学べるちょっと長めの物語。
(しゃけ)