お知らせ
2025年8月 1日
ライブラリー・サポーターズのおすすめ本 2025年夏休み特集
こども図書館の行事や館内作業をサポートする、中学生・高校生のボランティアによるおすすめ本をご紹介します。
ライブラリー・サポーターズについては、こちらをご覧ください。
おすすめ本
『中学生から知りたいパレスチナのこと』
岡 真理 著 小山 哲 著 藤原 辰史 著 ミシマ社 2024年
ずっとニュースでパレスチナのことが流れています。ずっと気になっていたので、この本を読みました。この本にはどうして今、パレスチナがこのようなことになっているのか中学生でもわかりやすく書いてあるので、ぜひ読んで考えてほしいです。
(あららん)
『異端の祝祭』
芦花 公園 著 KADOKAWA 2021年
最初はそこまで怖くなく読んでいましたが、じりじりと怖さが出てきます。とても読みごたえがあり、次々ページが進みます。やはり、人間は怖いな...と思える新しい角度のホラーだと思います。この夏にぜひおすすめです!
(M.K)
『藪の中・将軍』
芥川 龍之介 著 KADOKAWA 2020年
この話は、ある侍が藪の中で殺される事件についての話です。犯人と疑われた盗人、被害者である侍の妻、巫女の口を借りて語る被害者。それぞれから事件について聞き、3人の視点で事件の内容について書かれています。しかし、3人の語る内容はどれも食い違っているのです。『藪の中』ならではの読み手の不思議な感覚にとても引かれました。ぜひ読んでみてください。
(エアイン)
『木曜日にはココアを』
青山 美智子 著 宝島社 2019年
「マーブル・カフェ」というカフェを中心に、そこに来店するお客さんたちと、マスターと、店員の男の人のストーリーです。1つ1つの話が少しずつからみ合って、ひも解かれていく感じが読んでいて心地良いです。
(Cyan)
『11ぴきのねことあほうどり』
馬場 のぼる 著 こぐま社 1972年
11ぴきのねこたちは自分で作って売れのこったコロッケを毎ばん食べていて、ある日、毎ばん食べるコロッケにあきてしまい、突然とりのまるやきが食べたいと言いだします。すると1羽のあほうどりが、コロッケを1つわけてくださりませんか、とたずねてきました。ねこたちは、よろこんであほうどりにコロッケをあげました。あほうどりはしあわせと言いながら食べたあと、兄弟にも食べさせてあげたいと言ったので、11ぴきのねこは気球にのって出かけます。続々とあほうどりの兄弟が出てきて、最後は巨大なあほうどりが出てきました。おどろいて帰ろうとしますが、巨大なあほうどりにつかまり、11ぴきのねこたちは、兄弟のためにコロッケを大量に作りました。
(いちご)
『ようこそおばけパーティーへ』
宗田 理 著 角川書店 1985年
わたしのおすすめの絵本は「ようこそおばけパーティーへ」です。この絵本にはいろいろな見た目のおばけと、1人の女の子がでてきます。おばけのブローニは、おばけの友達がたくさんいます。しかし、人間の友達は1人もいません。ある日、ブローニが散歩をしている途中、1人の女の子が座り込んでいました。ブローニは、つい、女の子の前にとびだして女の子を助けることにしました。女の子は最初はおどろきましたが、おばけのブローニににっこりと笑いかけて、「ありがとう、おばけさん」とお礼を言いました。ページをめくるたびにおばけのブローニと、おばけの友達、そして人間の女の子がだんだん仲良くなっていきます。この絵本を読むと、おばけの友達をつくって遊びたいなと思うようになります。おばけがこわい友達にも人間がこわいおばけにも!ぜひ読んでもらいたいです。
(11ぴきのねこ)
『ぼくらの七日間戦争』
宗田 理 著 角川書店 1985年
大人に対してモヤモヤする気持ちがある人にオススメです!中学生が、大人に反抗して七日間立てこもる話で、最後にはスカッとすること間違いなし!!
(N.A)
『黒魔女さんが通る!!〔Part1〕』
石崎 洋司 作 藤田 香 絵 講談社 2005年
このシリーズは思いがけず黒魔女修行をすることになったチョコが魔法を使って騒動を解決(拡散?)していくマジカルコメディです!漢字には全てふりがなが振ってあるため、漢字の勉強にもおすすめです。
(ミーシャ)
『探検!里山いきもの図鑑』
一日一種 絵と文 五箇 公一 監修 パルコエンタテインメント事業部
里山で見ることのできるいきものの図鑑です。かわいらしいイラストとわかりやすい解説で、楽しく知ることができます。夏休みにぜひ里山に足を運んでみてください!
(Sparrow)
『ルルとララのいちごのデザート』
あんびる やすこ 作・絵 岩崎書店 2008年
ルルとララはお菓子づくりが好きな女の子。ある日、明日が誕生日の子ねずみサニィとねずみのお母さんが2人のもとへ訪ねてきました。どうやら明日のサニィのバースデーパーティーのお菓子を注文しに来たようです。それなのにサニィはどこか元気がなくて...。お菓子づくりをしてお客さまの悩みを解決する物語。あまずっぱいいちごのお菓子をつくりたい子にぜひ。
(H.M.)
『王さまレストラン』
寺村 輝夫 原作 和歌山 静子 構成・絵 理論社 2014年
おしろの庭でフライパンを鳴らしているのはあの王さま。レストランを始めたはいいもののうまく料理できず...。想像を掻き立てるゆかいでちょっとふしぎな王さまのお話。ぜひ一度手に取ってみませんか?
(てつてつ)
『海と毒薬』
遠藤 周作 著 講談社 2011年
なぜ命を救うはずの医師たちが生体解剖という道を選んだのか。『海と毒薬』は戦争中、米軍捕虜を生体解剖した事件をあつかった作品です。戦時下という異常な環境が生んだ決断について、戦後80年のこの夏、考えてみませんか?
(YK)