この本は、20世紀を代表する作家カフカの手紙や日記、ノートに書かれた断片などを集めたもので、いずれも実にネガティブな気持ちが綴られています。
例えば、ある断片には
「人間の根本的な弱さは、勝利を手にできないことではなく、せっかく手にした勝利を、活用しきれないことである。」
と書いています。カフカも私たちと同じように日常の様々なことで苦悩します。読んでいると一緒に暗い気持ちになるのかと思いきや、読み終わる頃には少し元気をもらっている...そんな本です。

自分の夢について話したとき、「どうせ無理」「諦めなさい」と誰かに言われたことがありますか？
著者の夢は、ロケットを作り、宇宙へ打ち上げることでした。周りの大人たちからは夢を否定されていましたが、北海道にある小さな工場でロケットを作り、打ち上げに成功しました。
大切なのは母親から教わった、「思うは招く」ということだと、著者は教えてくれます。
叶えたいと思っている夢、そして諦めてしまった夢と、もう一度向き合ってみようと思えるかもしれません。

広島に「〇〇ちゃん」というお好み焼き店が多いわけを知っていますか？
広島城をあえて三角州に築城したのはなぜでしょう？
この本は、広島県の地形、歴史、産業や文化などについて、いろいろな角度から取り上げています。皆さんが暮らす広島について、新たな発見があるかもしれません。
成人を迎えた節目の年に、今一度、広島を見つめてみませんか。